かばろぐ*

服が大好きな関西実家住みの素人童貞。もうアラサー。

Twitterの「FF外から失礼します」について思うこと

「FF外から失礼します」

 

これはTwitterにおけるフォロー(被フォロー)外から、ツイートに対してリプライをすること。

 

つまりお互いのアカウントをフォローしていないので、Twitter上では初対面。

「いきなり知らない人からリプライ来たらびっくりするだろう」と言う心意気から生まれた、日本独自の文化です。

 

ちなみに文末に

「FF外から失礼しました」と付けるパターンもあります。

 

ちなみにフォロワー1万人を超える有名人に対して

「FF外から失礼します」

 は使いません。おかしいですねぇ…FF外なのに

 

まぁこれに関しては。「有名人は日々色々な人からリプライを貰っているから、ほぼ全員がFF外だし「FF外から〜」をわざわざ付ける必要は無いだろう」と解釈できます。

 

 

 

「FF外から〜」を使うのはさとり世代の子供

結論から言うと、「FF外から〜」を使うのは高校生以下の子供達です。

嘘だと思うなら、リプライの多いツイートを眺めてください。きっとプロフィールが学生の子がFF外から失礼しています。

 

ではなぜ今の子供は「FF外から〜」を使うのか

 

Twitterを3種類の年齢層に分けます。

・さとり世代の子供(スマホ全盛期)

ゆとり世代の若者(インターネット全盛期)

・おじさん世代

 

さとり世代の子供

スマホ全盛期であり、LINEなどSNS」全盛期でもあります。

相互承認性の閉鎖的な村社会コミュニティ、またInstagramYouTubeなど、個を発信することが前提となります。

 

基本的に「相互フォロー」の関係が成り立ち、(ハッシュタグ)「#〇〇好きな人は全員フォロー 」などの積極的な繋がりも見れます。

 

彼らの中でのSNSは「学校」と同じであり、自分たちのコミュニティの流行りは伝染し影響するため、「FF外の人には「FF外から〜」を使う」ルールも定着したのだと思います。

 

ちなみに彼らは「twitter=SNS」と思っている世代だと思います。

kabajiro.hatenablog.com

ゆとり世代の若者

インターネット全盛期であり、掲示板」全盛期でもあります。

学校の裏サイトから、BBS、2ちゃんねる(現:5ちゃんねる)など、誰もが自由に書き込むオープンなコミュニティで交流をしていました。

こちらには自分たちで決めたルールでの交流もありました。

 

また、初めて触れたSNSが承認制である「mixi」や「facebook」ですが、これらは相互外からの書き込みに対する独自のルールはありませんでした。

 

日本でTwitterのサービスが開始されたのが2008年。

ちょうど年齢的にもネットに自由に触れ始めた頃なので

ゆとり世代はかなり初期のメンバーであると推測出来ます。

 

お気に入りを「ふぁぼ」なんて言ったり、「ほかる」(風呂に入る。ほかほかになってくるの意味だと思います)や「〜なう」なんて独自の文化を作りました。

 

やはり人の入れ替わりやTwitterの仕様変更などで、これらの言葉は死語となりましたが、やはりこの頃の思い出が強い為、今の「FF外から〜」のユーザ同士の距離感に違和感を覚える人が多いのかと思います。

 

 

おじさん世代

Facebookに入ってくるのが遅いことなど、基本的にはSNS音痴です。

しかしながら大人なので、マナーは凄くいいです。

なので、いちいちFF外に意見のリプライをしません。

意見を言う攻撃的なおじさんは引用ツイートを使います。 

 

 

子供は背伸びしたがる

そもそも「FF外から失礼します」に続く文章は、そのツイートに対する「意見か感想」で、ある程度長文になります。

 

子供の頃ってちょっと大人ぶって背伸びしたくなりましたよね?

 

「FF外から〜」ときちんと挨拶できる紳士的な自分に酔っているのでしょう。

可愛いですね。

 

 

「FF外から〜」が嫌われる理由

 

Twitterはオープンなもの

アカウントに鍵を掛けずに世界に自由なつぶやきを発信している。そのツイートが面白いと思ったらRTしてくれてもいいし、感想のリプライをくれてもいい。違うと思ったら意見のリプライをくれてもいい。

相互フォローの制度が無い為、交流は自由でフランクな関係。

でも「FF外から〜」なんて言われたら急に壁を感じてしまう

 

独特のルールの押し付け

当然であるが、twitterにそのようなルールは無い。もしFF外からのリプライが嫌なら

フォロー許可性の鍵アカウントにすれば良い。

 

陽気なアメリカ人みたいになりたい

日本人はとてもアメリカ人の陽気なノリに憧れはしますが、現実の日本社会では他人の目を気にするあまり、礼儀作法が無いと「無礼」とまで言われてしまう。

結果的にマナーの押し付けでお互いに嫌な思いをしてしまう。

Twitterの中くらいはフランクに「そのツイート面白いね!」と気軽に絡んで欲しい。

単純に長い

Twitterには文字制限があり、「FF外〜」なんて文字数を使うと、文章全体が見にくくなる。しまいには「FF外から失礼しました」なんて捨て台詞もある。

9割がどうでも良い自分語り

で?って感じ。どっちにしろ他人のどうでも良い話に興味は無い。たまにすごく面白い話でも、FF外から〜が付いていると興ざめてしまう。

 

ちなみにmixiは関係無い

mixi世代はゆとり世代のため、むしろ「mixiって何?あーモンストの会社なんだ」って世代がFF外から失礼する世代です。

 

ちなみにmixiの時代もマイミク外だろうが御構い無しでした。

 

FF外とか気にせず生きよう

リアルで会うことも無い(オフ会や仲の良い相互フォローで無い限り)であろう人たちの、しかも匿名でお互いの年齢や性別も分からない人の顔色を伺う必要がありますか?

 

もしかしたら人工知能botで、人間でも無いかもしれない。

 

リアルと仮想は分けるでべきですが、仮想空間でさえ、リアルのような肩苦しさをする必要は無いんじゃ無いかな?と思います。