日帰りで東京に行く用事があったので、「せっかく東京行くし何かないかな」と調べてみると、面白そうなものがあるなと思い、寄ってみました。
場所:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森ビル52階)
期間:2019年1月17日〜3月24日
(休館日:2月19日、20日、3月5日)
※前売り券は販売終了
葛飾北斎を知らない人はいないですよね?
(え?知らない…って人は義務教育やり直して下さい)
浮世絵の「派手な高波の奥に映る富士山」を表した「富嶽三十六景・神奈川沖浪裏」(上の写真)や赤い富士山の「富嶽三十六景・凱風快晴」などが有名ですね。
最近某ソシャゲで女体化もされました。
90歳の生涯を終えるまでの70年間、ペンネーム(師匠などの関係で)を変えつつ、絵のスタイルもアップデートし続け、約3万の絵を描き続けました。
日本を代表する芸術家でもあります。
って言うか江戸時代で90歳まで生きたってすごいですね…
北斎展ですが、葛飾北斎の研究家で収集家であった永田生慈さんが昨年お亡くなりになられ
北斎の作品を集めた「永田コレクション」を永田さんの地元島根に寄贈すると言うことで、そのコレクションを展示会として公開すると言うものです。
本当に作品が多く、見応えがありました。
ちゃんと全部見ようとしたら90分くらい掛かります。
筆で書いていた時代なはずなのに、めちゃくちゃ細かい絵。
個人的に、画狂老人卍期(75歳〜)の「弘法大使修法図」
がすごく良かったです。この頃は妖怪ちっくなものや植物画など森羅万象の目に見えるものから見えないものを表現していて、まさに北斎の境地と言えるところでしょうか。
あと、おならでロウソクの火を消そうとしている絵も印象に残っています。他の画家もおならを使った絵があるので、当時の流行りなのかな?