緊急事態宣言の際、休業要請として大阪府に所属する弊社は約2カ月の間、隔日の交代勤務と言う形になった。
週に2回勤務する日と週に3回勤務、基本的には週に4~5日は自宅で過ごすということを余儀なくされた。
この時実家住みであった僕は「休みの日は全く外に出ない」と言う徹底した生活を取り組んで、幸い親族や友人、同僚に陽性反応が出たものは今のところいない。
これは僕が過ごした2カ月間家からほぼ出ない生活と、それ以降の生活においての体の変化を語っていく。
正社員は神
やはり会社は強い。
体力があるため、急に首が飛ぶなんとことがない。
万が一首が飛んでも職歴が付く。
個人事業主とか絶対無理だと思ったし(自分で仕事を常に見つけていかないといけない)、会社に寄生し程々の労力で互いに支え合う。と言うのが素晴らしい。
特にこのコロナ渦で、仲間がいるのが頼もしかった。
外に出ないと体を壊す
まず、コロナ太りをした。
2か月で+5kg。お金は溜まらないが、脂肪は本当に簡単に溜まってしまう。
そもそも僕は週2~3のジム通いでなんとか体重をキープしていたのだが、それが途切れたとたんこれだ(自粛していたのでジムは休会手続きしていた)。
それでも最低週2回の出勤と、自宅のマンションはエレベーターを使わず階段縛り(10階以上に住んでいる)。あとはスタンディングディスクの活用をしていたのだが、それでもダメだった。
そしてもう1つが、夜中々寝付けないこと。
一日中家にいると、眠れなくなる。逆に出勤した日の夜は疲れてぐっすり眠ってしまうのだが……
朝散歩をするだけで大分変わったのだろうなぁ……と今にして思う。
老後の不安
70歳ほどで定年を迎えて365日、義務(仕事)もなく生きていくことになる。
たった2カ月でしかも週2回以上は働いていたにも関わらず体調がどんどん悪くなっていった。
若いころでこれなら、老後はどうなってしまうんだ?
元気なうちは鞭で叩かれるように働くべきだと思った。
人間、ずっと働かないと劣化してしまう。
嘱託勤務で体力が続く限りダラダラと働いて、薄給と年金で生活するのがいいと思った。
やりたいことしかやれない
実は自粛期間は暇じゃなかった。
趣味に没頭できたからだ。
とは言え本来は「こんな時だからこそ、普段やれないことをやろう」と言うのが正しいような気がするが、その気力は出なかった。
一応料理は一通りやりました。
通常の生活に戻ってから
自主期間が溶け、人が多いとこを避けつつ徐々に日常を取り戻している。
ジムを再開させて、5kg太った体を2kg落とした。これは頑張ろうと思う。
ただ、辛いのがマスク。
息が苦しいし、耳が痛い。そして肌が乾燥して角栓ができる。
なので運動の再開と共に「肌ケア」にも目覚めた。
どうやら毛穴の角栓を取るには、女性が使う化粧落とし「クレンジング」と言うのがいいらしい。
特に「おっさん」に差し掛かる年齢になってきたので、これは出来てよかった。
実際角栓はほとんどない。
身だしなみも色々と気を遣うようになった。
ファッションYoutuberにドはまりして、服を買いまくった。
クローゼットの中身がほとんど一新され、給付金を超える額はお金をかけた。
お気に入りのカバンや靴が手に入ったので、出かけたくなった。(とはいえ今は人込みを避けたいが)
ある意味不衛生であった生活から解放されて、幸福度が上がったような気がする。
休みの日が週2日しかないので、休みの日をかなり有効に使えている。
通勤時間について
僕の通勤時間はまぁまぁ運動している方だと思う。
片道10分の自転車で駅に向かい、40分電車に揺られ、駅から徒歩10分の職場へ通う。
電車に座れない時はずっとたちっぱしだ。これもかなり運動になる。
それに、読書を再開した。
最近本を読まずにいることが多かったが、往復の移動時間で本を読んでいる。
よくあるビジネス書的なものであれば1週間の通勤時間で1冊読める。
家では本を読まないので、ある意味通勤電車が価値のある時間を提供してくれている。
コロナについて
テレビを見ないことが大事だ。
代り映えのしないネガティブなニュースばかりを見て嫌な気持ちを補給しても仕方ない。
イソジンだとかロシアの胡散臭いワクチンだとか、そんな情報を仕入れても意味がない。
心配しなくてもどこかで最新情報は嫌でも耳にするし、一日の感染者数が何人だとかは、本当にでもうでもいい情報だ。
クラスターがどうだとか、夜の店がどうだとか、そりゃそうだという感想しか抱かない。
なぜなら「収縮する理由がない」からだ。つまり「増えるべくして徐々に増えている」状況である。
国民全員二週間自宅謹慎だなて絵空事は不可能だし、せいぜい自分の身は自分で守ってワクチンが完成するのを待つしかない。