かばろぐ*

服が大好きなアラサー関西人。縦にも横にもデカいです

【本当に必要か?】ドラム式洗濯機不要論【インフルエンサーに騙されるな】

意識高い系インフルエンサーご用達の『ドラム式洗濯乾燥機』。
「初期投資(機械本体価格)は高いが、あなたの人生を奪う洗濯(干す、取り込む)時間から解放されます」とうたわれますが、本当にそうでしょうか?


今回はインフルエンサーのメインターゲットである、週2回程洗濯をする一人暮らしの社会人男性(大学生)を基準とします。

 

 

数日に一回、数分の時間を節約したところで何ができる?

ずぼらな一人暮らし(干しっぱなしを交換)と仮定すると
乾いた洗濯物を取り込む時間:5分
新しい洗濯物を干す時間:10分

節約できる時間は計15分。多く見積もって30分。


毎日洗濯するならまだしも、一人暮らしならせいぜい週2回。

週2回15分の空き時間が出来ました。たった15分で何ができますか?
確かに、合計すれば年間で数時間得しますが、そもそもバラバラの時間をまとめることは出来ないですよね。

時給1500円で換算すると、年間数万円の節約になります!
……そんな都合のいいバイトはねぇよ! 自宅にいながら15分で出来る仕事。しかも週2回。

もちろん、節約した時間を金に換算していることはわかるのですが、24時間のうち15分節約したところで…ね?

逆に洗濯にかける15分でできることがあります。
それはリフレッシュと軽度な運動。タイミングは任意ではありますが、やらなきゃいけない(干さずに放置すると臭くなるので)強制力も発揮します。

ソファーでスマホを弄りながらごろごろしたり、椅子に座ってパソコンと睨めっこするよりも、体を動かす有意義な時間の使い方。

最悪耳は使えるので、家事あるあるのYouTube垂れ流しも可能。

 

注視すべき点は時間ではなく労力

仕事が激務で帰宅してヘロヘロな人ならアリだと思います。
ただしそれが健全かどうか――洗濯物を干すことも出来ないほど疲弊する毎日に価値があるか(怠惰かもしれませんが)考えてもいいかもしれません。

 

掃除のデメリット

通常の型と比べて掃除が面倒という話
掃除を怠ると洗浄力低下や悪臭の原因に。

金銭面では当然損

本体代は言わずともがな、他にも通常の縦型と比べて出費が激しくなります。

一度に洗濯できる量が少ない

洗濯容量:10L
乾燥容量:6L

よって、洗濯+乾燥をセットで行う事前提にすると6Lしか一度に洗濯できません。
ボタンを押すだけではあるが、後述の問題にかなり関わってきます。

電気代

回数が増え、乾燥も行うわけだから当然電気代が馬鹿になりません。
その点も踏まえて、さらに後述。

衣類のダメージ

たたき洗いを採用しているため、衣類へのダメージが激しく、寿命を縮めます。
買い替えの頻度が増えるため、財布に優しいとは言えません。

日本は軟水のため縦型でも汚れが綺麗に落ちるため、わざわざドラム型にする必要はない…とも言われています。せっかく縦型使える国なら縦型で十分なのでは?

そこまでして時間を買う必要があるのか

数十万円の本体代、電気代、消耗の激しい衣服代。これらを身を切って手に入れた15分の余暇と労力。
1駅歩くか、電車賃を払って楽をするか。その違いだと思います。

あまり深く考えずに「ドラム式にして人生に空白時間を作った」なんて言いながら、結局空いた時間でできることなんてたかが知れているし、結局時間を手に入れたところでお金を浪費しています。

それなら体がなまらないように15分の軽い運動。それも一つの方法ではないでしょうか。