かばろぐ*

服が大好きな関西実家住みの素人童貞。もうアラサー。

【プチブーム】人類vs人外生物の漫画がアツい

漫画とはファンタジーである。
現実ではありえないからこそ面白い。

様々な漫画が流行しているが、その中でもここ数十年でトップを走るのは
「主人公と仲間たちが強大な敵と戦う漫画」だ。

そんな中でも、「知恵で戦う人間」と「能力で人類を脅かす人外生物」が己の種を存続させる為に、殺し合いをする漫画が増えてきている。

この漫画のミソは、主人公達がサイヤ人やチャクラを使える忍者でなく、ほぼ真人間で「知恵」で戦うところである。
漫画のトレンドとしても、"根性”より"アイデア”で戦うモノが主流となりつつあるのだ。

そして実際にどんな漫画があるのか、例を出して行く。

進撃の巨人
連載:別冊少年マガジン(連載中)
作者:諫山創

 


世界観:現代社会より数百年前の仮想世界。ヨーロッパに近い。
仮想生命体:巨人。人間を捕食する。知能のある固体もいる。身体は3m~100m位まで。
人間:立体起動装置という装置で素早く動き、巨人に捕まる前に弱点を刃物等で切りつけて倒す。
絶望感:☆☆☆☆
【簡単なあらすじ】
人類は巨人の脅威から逃れるべく、街を高い3つの城壁で囲んで、巨人が入ってこないように壁の中に閉じこもり、しばらく平和が続いていた。ある日デカイ巨人が現れて、一番外の城壁を壊してしまって、人類は境地に立たされた。巨人に対抗すべく軍隊を組織するが・・・

まず、一番有名なのはこれかと。
まず主人公エレンの家族が巨人に殺され、まさかの1巻で敵を取ろうとした主人公も食べられてしまう。
本当に人間が弱いというか、巨人が強すぎるというか、1巻の絶望感がヤバくて、とにかく凄い。
なんだかんだでエレンとヒロインと兵長は戦力として優秀なので、なんとか挽回できるかと思いきや、もう勝てる気がしない。しかも最近は裏切りが起きまくりでヤバい。

GANTZ
連載:ヤングジャンプ(全37巻)、続編連載中
作者:奥浩哉

 

 



世界観:現代社会。地球全体と他の異星
仮想生命体:宇宙人。能力や強さも様々
人間:身体能力の上がるスーツを着て、殺傷能力の高い刀や銃で戦う
絶望感:☆☆
【簡単なあらすじ】
現代社会で一度死んでしまった人間がGANTZによって集められ、地球にやってくる宇宙人と戦う。その宇宙人を倒した数に応じて点数が貰え、100点集めると、「武器強化」や「一度死んだ人間を蘇らせる」等の報酬を得ることが出来る。

やはり青年誌で外せないのがGANTZ。実は生き返るという可能性があるが、それでもバンバン死ぬ。

大仏編と大阪編は名作。
 


テラフォーマーズ
連載:ヤングジャンプ(連載中)
作者:貴家悠、画:橘賢一

 

 

 

世界観:約500年後の世界。主に火星

仮想生命体:進化したゴキブリ
人間:昆虫や動物の能力を得た人間がその能力で戦う
絶望感:☆☆☆
【簡単なあらすじ】
テラフォーミングする為に火星に置いて来たゴキブリが、独自の進化を遂げて「テラフォーマー」となっていた。

人類の選抜部隊vsゴキブリの戦いが始まる・・・


本当にゴキブリが強い。でも人間側も強い。

人間側は100人程度なのに、ゴキブリは無限にいる。

 

ハカイジュウ
連載:月刊少年チャンピオン(連載中)
作者:本田真吾

世界観:現代の東京都立川市→全世界
仮想生命体:謎の生物。大きさも様々でデカいものは数百kmレベル。
人間:謎の生物と融合し(移植?乗っ取り?)その力で戦う
絶望感:☆☆☆
【簡単なあらすじ】
立川駅周辺を舞台に、突如現れた人を食らう生物とそれに必死に立ち向かう人々を描く。人が次々と殺されていくためグロテスクな描写が非常に多い。

何故か初期最強キャラがヒロインJKにセクハラをしていた教師。その後主人公等に引き継がれていくが、各章が終わるにつれ、時代が進み主人公が変わる。

フラグ等が分かりやすく、パニック漫画の教科書のようなものになっている。

 

 

⑤渋谷金魚
連載:ガンガンJOKER(連載中)
作者:蒼井宏海

渋谷金魚(3) (ガンガンコミックスJOKER)

渋谷金魚(3) (ガンガンコミックスJOKER)

 

 

世界観:現代の渋谷
仮想生命体:人食いの巨大金魚。空を泳ぐ
人間:特に無し
絶望感:☆☆
【簡単なあらすじ】
渋谷が巨大な金魚鉢に囲まれてしまい、空を泳ぐ巨大な人喰い金魚達に襲われる。生態は金魚と同じである為、主人公はその生態の弱点に付け込み、脱出を試みる。実は金魚鉢の上部分は通る事が出来るので、自衛隊がヘリで救出に来て、主人公も無事救出されるが…

 

 

⑥ジンメン
連載:サンデーうぇぶり(連載中)
作者:カトウタカヒロ

 

 



世界観:現代の日本のとある街。
仮想生命体:人面の動物。鼠から象まで人語を喋り、知能はそこそこ。
人間:通常武器。自衛隊に動物(半獣)になれる能力者がいる。
絶望感:☆☆
【簡単なあらすじ】
動物園の動物が人面となり、人間に復讐。実は人面化は政府による実験だったのが、動物たちは予想に反して勢力を増大させ、人間を殺しまくる。動物好きの主人公は仲の良かった象と和解を求めるが・・・

話題の一作。なんというか「ジンメン」が気持ち悪い。人間サイドも屑が多く、「こいつ裏切るんじゃね?」感が半端無い。殺意100%になった動物って強いんだなぁーと言った作品。

彼岸島
連載:ヤングマガジン(全33巻)、続編連載中
作者:松本光司

 

彼岸島 1-33巻 セット (ヤングマガジンコミックス)

彼岸島 1-33巻 セット (ヤングマガジンコミックス)

 

 



世界観:現代の彼岸島という島。続編では日本全体
仮想生命体:吸血鬼及び、その進化系の邪鬼(オニ)
人間:通常武器(重火器は殆ど無し)
絶望感:☆☆
【簡単なあらすじ】
吸血鬼の血や粘液を浴びた人間は感染し、吸血鬼になる。行方不明の兄を探しに彼岸島に向かった主人公”明”とその友人一向は、吸血鬼の巣窟で脱出不可能な彼岸島に閉じ込められてしまう。吸血鬼達に立ち向かうレジスタンスの一員の兄と再会した明たちは、共に戦うことを決意する。

コアなファンが多いこの作品。よく見るとシュールなシーンや、独特な台詞回しなど突っ込みどころ満載で、「ギャグ漫画」とまで呼ばれている。しかし、人間の血を吸う為に作られた血樽や、邪鬼のデザインは素晴らしく、ホラー要素も強い。何気に初期メンバーがほぼ全員死んでいる。