一人〇〇をする人は、様々なコストを考えた結果、一人を選択している。
常に友達が誘ってくれたり、彼氏彼女が勝手に計画してくれる…なんてリア充の人の場合、それらのコストが掛からない。
よって「一人〇〇」に対して理解し難い。
つまり一人〇〇の人間は非リア充な人間であり、魅力のあるリア充である彼等を目指すべきであり、最終的に一人〇〇の数が減っていく事が目標である。
本心では「みんなと行きたい」しかしコスト面から「一人で言った方が楽」となっている。
ちなみにこのコストというのが
①時間を合わせる事
日程、用事のある人に合わせた集合解散の時間、ペースを合わせる
②誰かが計画をしてまとめる必要
全員のことを考慮する必要がある。自分以外の場合は誰かに負担が掛かる。
話がまとまらないと、予定が消滅する場合がある（人数が集まらない、好みが合わない、誰も発言しないなど）。
③全員の好き嫌いや金銭面を考慮する必要
金銭面では足を引っ張られる事が多い
④トラブルのリスク
自分の場合他人の足を引っ張る、他人の場合引っ張られる
⑤プライベートな自由時間
気を許しあった仲であっても、気遣いは多少があり、完全な自分のための時間の確保が難しい
が挙げられる。これらのコストは全て、一人〇〇の場合無視する事が出来る。
特に①を重視する事が多い。仕事やバイトの休みの都合や他の用事など、いつまでたっても実行出来ないストレスと比べると、一人で好きな時間・タイミングで実行する方が楽だからだ。
では逆にこれらのコストを上回るメリットは何か
①金銭的に団体の方が安い
交通費や宿泊費、食事にしても団体の方が安い
②感動の共有
感想や後日に思い出の共有。食べ物のシェアなど
③時間潰し
移動時間や待ち時間の話し相手は有難い
④助け合い
トラブルもそうだが、スキルのある仲間だと心強い。
車の運転、語学＆コミュニケーション能力（海外旅行）、知識など
例を挙げて比較してみる
一人〇〇＝みんなで〇〇の場合
旅行
リア充には理解し難いが、ひとり旅にも利点欠点がある。
ひとり旅はかなりのコストを省くことができ、旅行の達成難易度が大幅に下がる。
僕も「ひとり旅せずに誰かと旅行に行く」縛りをしていれば、現在達成した４７都道府県制覇も、あと10年くらい掛かるかもしれない。
個人だと参加出来ないツアーにぶち当たったり、タクシーを使わないと行けない場所（複数だと割り勘が出来て徳）があったりデメリットも多い。
ひとり旅の良さもあり、みんなで旅行の良さもある。
「行きたいから行く」ので楽しくない訳が無い。
ご飯
みんなで食事に行くのは楽しい。でも食事は毎日するものだし、毎日家族と同様に誰かと一緒に食事なんて、コストが半端ない。
一人焼肉、回転すしなんて別に普通。それをやましいと思う心がやましい。いちいち他人の目を気にする必要なんて無い。悪いことしてない訳だし。
映画
趣味や感想の違いなどがあるため、そこまで他人と行くメリットを感じられない。
もちろん感想の共有は素晴らしいが、映画が始まってしまえば1人で没頭するだけなので。
「好きなタイミングで行ける」のは一人のいいところ。
カラオケ
ヒトカラも知名度が増え、実際にそういう店舗も増えた。みんなと行くのも楽しいが、一人で同じ曲をひたすら歌ったり、ちょっと恥ずかしい曲を選んだり出来るメリットもある。
ショッピング
個人的に「誰かと一緒じゃ無いと買い物行けない」方がヤバいと思う。
暮らし
「一人暮らしの方が自由で楽」「一人は寂しいし、家事分担できて楽」と人によって価値観が違うので甲乙付け難い。
動物園・水族館・美術館
自分のペースで回れる点では一人が勝る。これらの鑑賞系は「感動の共有」か「自分のペース」を天秤掛けすべきである。
温泉・スーパー銭湯
本来の目的はリラックスなので、一人か誰かだとかはあまり関係無い。カップルや夫婦の場合は結局別行動になる。長風呂やドライヤーをやたら使う人など、時間差好みが別れやすい。
しかしながら同性の仲間と湯船に浸かりながら、何気ない会話をするのは楽しい。
みんなで〇〇＞一人〇〇の場合
アウトドア
「ソロキャン」なんて言葉も最近出来たが、やっぱりみんなで行くキャンプやBBQ、釣り、プールや海・山の方が絶対楽しい。好き嫌いがうるさかったり、全く手伝おうとしない人はそのうち誘われなくなるから気にしない。
もちろん自分のペースで自然の中を好きに出来る一人にもメリットはあるが。
テーマパーク
ぶっちゃけ僕は絶叫マシーンが苦手なため、テーマパーク自体好きでは無いが、あの待ち時間とかを考えたら、絶対に誰かと行った方がいい。
お酒
本当にお酒が好きな人であれば、一人で晩酌するのやバーに行くのも楽しいのかもしれないが、別にそうでも無い人からすれば、みんなで飲む方がいい。
スポーツ・ライブ観戦
感動の共有が勝る。「好き同士」の場合が多いので、時間や金銭的な問題も無理やりクリアしてくれる可能性が高い。
いくらでも理由付けすれば「一人○○＞みんなで○○」のものができそうだが、その理由として「コスト」が関係してくるため、結局はみんなでやる方が良いのである。
人と合わせる必要がないから一人が楽という一人派の人は言うが、やはり助け合いの時代、誰かとコミュニケーションを取りながらやった方がいい。
もちろん逆に「一人なんて恥ずかしいから無理」と思っている人は、コストを意識して
多少損得で動けば、身軽な一人でやりたいことが出来る幅が増えるので、人生の選択肢が増えると思う。
双方が双方に理解を示してくれたら幸いである。
