かばろぐ*

服が大好きな関西実家住みの素人童貞。もうアラサー。

ソロキャンプを引退した理由

キャンプ歴2年。

コロナ禍において、ソロキャンプなどは人と接しない優秀な趣味……と思われがちですが、全く行かなくなったので、僕はキャンプを引退することにしました。(ギアはメルカリ・ヤフオク行き)

 

グルキャンは友人と2回ほど、ソロキャンプは3回ほどしましたが、その時思ったネガティブなことを書いていきます。

 

 

ソロキャンプはつまらなく、コスパが悪い。

 

結局これに尽きます。

一人で準備と片付け、料理等をする手間、最初のご飯にありつけるのは到着して2時間後とか。

そんな時間のロスをしていると、あっという間に日が暮れる。ソロキャンプの夜は虚無の時間で、しかも夜が長い。

せいぜい楽しめるのは到着してから設営~日が沈むまで。そのあとはつまらなく、中々寝付けないので家に帰りたくもなる。

金と時間や手間と、肉体・精神的疲労に対するコスパが釣り合っていない気がする。

 

T(疲れる、つまらない、手間がかかる)

 

前述と重複するところもありますが、ここを楽しめるか辛いと感じるかでキャンプに対する向き不向きが現れると思っています。僕はそのウエイトが傾いてしまったので、キャンプを辞めることにしました。

特に朝の片付けが苦痛。朝起きて「これ全部回収しないといけないのか」となる辛さ。調理器具の洗い物や、湿気があるギアをベランダで干したり、家に帰ってからすることも多い。

 

とにかく寝れない

 

もうこれが引退理由の第一位です。

普段は0時頃に寝るのですが、することが無くなって22時や23時くらいにはテントの中に入ります。

慣れない就寝環境、騒音、温度により、中々寝付けない。疲れているはずなのに全然眠れない。

それで案の定次の日の朝は、睡眠不足で体が辛い。結局家に帰って布団で寝直します。これで貴重な土日が潰れる。

 

時間と場所が限定的

 

やはり騒音のないところでやりたいので、郊外に出ます。

それにテント泊のために2日間の拘束時間、それと季節・天候。当日雨模様だと撤退せざるを得ません。

だからどんなに頑張っても年間で行ける回数は限られてきます。そもそもライトユーザーなので「天気がいいからキャンプに行こう」とはなりません。

この制約により、おのずと行く回数が減って、終いには……といった流れでこうなりました。

 

キャンプギアが部屋を占拠してしまう問題

 

よく「物に家賃を払っている」なんて揶揄される通り、しばらくキャンプに行かなくなってから

キャンプギアをそう認識してしまいました。結構な場所を取るし、重量もかなりあって邪魔。

 

孤独が寂しいと感じた=ソロに向いていない

 

自分は数人の友人がいる程度の人間なので、普段は一人で過ごすことが多いです。

しかし本質的に誰かと関わることを求めているので、買い物に行ったり、キャンプ場などで『家族や友人とワイワイしている人』を見ると、羨ましく感じ、ぼっちの自分が惨めに見えてしまいます。

敢えて一人を選んでいるわけではなく、仕方なく一人を選んでいる(友人との予定が合わない)ので、そこが合わなかったのかもしれません。

料理が美味しくできても、この感動を共有できない(一人旅あるある)のは辛いものがあります。

 

逆にグルキャンは素晴らしい。労働の負担を分散できるし、夜の退屈な時間も無駄なく過ごせる。

相変わらず寝れないことはご愛敬だが、行きと帰りの車の中での話し相手や食材の買い出しなど無駄なく楽しめるイベントが盛りだくさんである。

 

特に得られる癒しは無かった

 

夏になると、虫や牛蛙の鳴き声を聞きながら床に就く住居環境に住んでいるので

非日常感はあまり得られませんでした。

それに、元々ぼっちなので今更一人になったところで惨めなだけ。周りでワイワイやってるキャンパーたちを羨望していました。

誰にも邪魔されない自分だけの時間と言いますが、僕自身普段の休みの日はそんな感じなので、普段のぼっち生活と何も変わらない。

家庭持ってたら違ってくるんだろうなぁ……

 

自分は該当しなかったが、他の要因

 

設営が難しい。何をしたらいいかよく分からない

自分でスマホで調べながら、手探りでやっていく工程は楽しめました。

焚火もそうですが、某アニメの1話で主人公が椅子に座って本を読んでいたので「あ、これいいな」ってのがソロキャンプを始めた理由です。基本的には日中は本を読み、日が沈んだらタブレットでアマプラですね。

 

運が良かったのか、虫が気になったことはありませんでした。

 

マナーの悪い客

特に感じることはなかったけど、いつも使っていた無料の場所が『キャンプ禁止』になっていたので、きっとマナーの悪い客のせいでそうなったのか(コロナのせいかもしれませんが)と考えると悲しい。

歩きたばこやポイ捨てなど、世の中信じられないほどマナーの悪い大人が多いので、それはあまり目にしたくないかも。

 

逆に感じたキャンプの良さ

 

とにかく飯が美味い

 

これは複数人でもソロでも関係なく共通しています。

なんで炭火で肉を焼くと、あんなに美味いんだろう……

 

ただし、コーヒーはあんまり美味しくないです。

 

設営できた自分(自分たち)に自己肯定感を得られる

 

この言葉が合っているか分かりませんが、自分で設営することにより、周りにあるものが全部自分がやったものである満足感のようなものを得られます。

 

焚火はまぁまぁ面白い

 

どちらかと言うと、暗闇で光源を見つめることがメインになります。

人類は何故か火が好きである。

 

お気に入りのギアを使うのが楽しい

 

キャンプギア(道具)はデザインや大きさ重さ、値段もまちまちで、自分が気に入るギアを揃えて、使うのは楽しい。

でも僕は使わなくなったので、お気に入りたちに別れを告げた。