位置としては南京の南側。夫子廟よりも更に南側の小さな山。
牛首山の佛頂宮を目指します。
ちなみにめちゃくちゃ真夏日だったのでかなりキツかったです。
涼しい時期だったら楽勝だったと思います。
朝イチに行ったので現地の人も少なく、満喫出来ました。
Location
地下鉄の1号線「天隆寺駅」からバスに乗って「牛首山风景区」で降ります。
南京のバスも上海と同じく一律2元(約32円)。15分ごとに来るので、バス一択だと思います。
ちなみに僕は3号「勝太西路駅」が最寄駅のホテルに宿泊していましたので、上記の様なルートになります。
入場料など
案内図がありますが、チケット販売しているところに地図を置いてあるので
そいつを参考に。
入場料は98元。チケット売り場は微妙に日本語表記もあり、クレジットカードも使えました。
入口ゲート。相変わらず中国はどこでも検問があります。
その時、聞く気力が無かったので後から知ったのですが
山を登ってくれる路線バスは20元らしいです。
一応体力に自信のある男性の僕で結構しんどかったので(といっても真夏日のせい)
家族連れの方はバス一択だと思います。(20分くらい歩く必要があるので)
入口〜佛頂寺まで
とりあえずめちゃくちゃ広くてすげーってなるので、しばらく歩きましょう。
入口のバスに乗らず佛頂寺まで歩きます。
少し道がわかりにくいですが、道通りに行くと行き止まり(鹿の写真のところ)でストップになってしまうので、途中(白い橋を渡ってから直ぐ)の石畳のある分岐点で左側に行きます。軽く庭を横断する感じで。
すると道路に出るので、このまま真っ直ぐ行けば佛頂寺に行けます。
ちなみにこの道路を真っ直ぐ行けば、メインの佛頂宮まで繋がっています(まぁ路線バスのルートなので)。
そしてここが佛頂寺。
奥の階段まで行く気力は無かった。
真夏日なので、もうこの時点で限界。一旦休んで体力回復。
ちなみに入口の方に自動販売機がありますので、暑い日は利用して下さい。
海外で熱中症は洒落にならないので。
佛頂寺から佛頂塔へ
通常であれば、道路に戻ってバスor徒歩でそのまま佛頂宮へ向かうのですが
「せっかく来たので歩きたい」ということで、横道の山登り徒歩ルートを選択しました。
うーん。かなりキツかった。夏だったし。やっぱ暑い日は山登っちゃダメだわ。
多分春とかなら余裕。
途中、リュックサックを背負った現地の中国人の青年が同じところを目指しているっぽかったので、付いて行きました。
途中行き止まりにぶち当たり(通常ルートが工事中?)、どうすればいいかと悩んでいたら、その青年が険しい山道を横断。
「え?この道で合ってるの?」とそのまま崖を横断すると正規ルートっぽい階段に合流。
その階段を登ると地図にある「摩崖石刻」が出てきたので、正解っぽい。
門が出現。行き止まり?(門が閉まっている)
でも塔は目の前。行くしかねぇ。(戻るのめんどくさい)
どうやらここは牛斗禅文化園らしい。
中にはめちゃくちゃ掃除や庭師の人がいたけど、堂々とした顔で見学しました。
奥の方に佛頂塔が見えました。
牛斗禅文化園の正門から佛頂塔への長い階段がありました。
どうやらこっちが正規ルートっぽい。
デケェ!めちゃくちゃデカイです。都会のビジネスビルレベル。
到着。なんか地図のイメージと違うけど、佛頂塔と佛頂宮は隣接した施設でした。
体力も限界に近かったので、目的地に辿り着けて良かった。
そしてテンションが上がりまくったので、一気に体力回復。
佛頂宮へ
とにかくデカイです。5000人くらい入りそうなコンサートホールくらい。
中はちょっと西洋の宮殿チック。
日本語じゃ〜ん。って思ったら最澄さん。
そしてここからは完全アドリブ。とりあえず現地観光案内っぽい人たちの集団に付いていく。
そして中へ…
現地のガイドさんが何か解説してました。何言ってるか分からんかったけど。
とりあえずすごかったので写真をパシャり。
もう周りに中国人しかいないから、日本語で「すげー」「すげー」の連呼。
現代建築×佛教、そして中国のビルドパワーに圧倒されました。
(中がエアコン効いてたので一気に体力も回復しました)
↑後日調べると、なんか涅槃像のショーがあったらしい。
もう少し残ってれば見れたかも…
外にも大きな石象(壁画?)が。
なんか横に穴が空いていたので、上まで登れました。
壁画?も見たところで左回りにドームを一周します。
山の上なので、「中国っぽい」崖も見れて大興奮。
と、回っていると、入口を発見。
(写真が荒いですが)エスカレーターで気が遠くなるくらい下降して行きます。
途中でシャンプーハットみたいなのを2つ渡されて「何これ」って思ってたら
前の人を見ると、どうやら滑り止めか汚れ防止の靴に装着するやつらしい。
結局なんなのかは分かりませんでした。
そう。佛頂宮はスーパー涅槃像ゾーンだけではありません。
地下奥まで降りると…
すげぇ…なんというマネーパワー。なんか中国流の参拝の土下座する台みたいなのもありました。南京にこんなすごい場所があったのか
どの壁を見ても、360度この景色になります。
なんというか圧倒された…
これは外側から見たやつ
さて、満喫したのでエスカレーターで地上へ。
最後の左半周では食事処やお土産屋が沢山。観光客に隙を見せないスタイルでした。
戻ります
エスカレーターがありました。
バスや徒歩で正規ルートで来た人はこれで簡単に行けます。
(ただし、最後の階段にエスカレーターはありません)
「お、天上天下唯我独尊じゃん」
エスカレーターを降りた後の広場。
暗くなるとライトアップされるっぽい。でも営業時間9:00 - 16:00だし、何か特別日でもあるのかしら。
あとは山道を下りて…
暗いですが出口です。
出口のレストランで体力回復も込めて昼食。
青椒肉絲です。「チンジャオロース」とカタカナ中国語で通じました。
一応こちらにもお土産屋もあります。
総括
朝7時半くらいにホテルを出て、バスの移動時間含め、11時頃に昼食といった感じでした。
夏じゃなかったらもうちょい体力残せて見れたかも。
帰りのお昼前の時間帯、平日にも関わらず佛頂寺でバス待ちのすごい行列ができていたので、観光するタイミングも考えた方がいいかもしれません。
全く予定の無かった牛首山で、中山陵に行く予定が、まさかの17:00まで(ホテルに着いたのが15時。場所まで1時間半、徒歩40分掛かるため)、月曜休み(次の日の朝が月曜日だった)で行けなくなり、仕方なく朝百度地図で付近のスポットを眺めていたら発見。なんだここめっちゃ凄そう。からの弾丸旅行でした。
たまたま牛首山近くのホテル、ホテルのチェックアウトが14時までという好条件が重なった結果でした。
本当に行けて良かった。中国旅行のベストスポット。
派手な建築、内装に至るまでのお金の掛け方、まさに中国のマンパワーを感じ
日本の観光地では出せないスケールのデカさでした。
庭や山道、施設内含めて全てがめちゃくちゃ綺麗な場所なのですが、すごい人数の現地作業員(庭師や清掃員)がいました。ある意味雇用も生み出しているので、一石二鳥ですね。中国の観光地はこういう理由で綺麗で派手なんですね。