かばろぐ*

服が大好きな関西実家住みの素人童貞。もうアラサー。

オタクコンテンツにおける確立された創作ギャルについて

オタクに優しいギャルなど、昨今と言うよりここ10年ほどジャンルとして確立されている、創作の中での『ギャル』像。

 

深掘りしていけば「今時そんなギャル存在しない」「今時の子はそんなことしない」「ファッションが古臭い」など散々な言われようだが、そもそもこれは創作である。

そんなこと言うのはそもそも野暮で、現実に炭治郎やルフィが存在しないのと同じ理由である。

 

女性向け作品だと該当するのは…

まずここから語っていかなければならない。

現実には存在しない。そもそも今時そんな人存在しないとなれば、該当するのはお金持ち王子様キャラである。

 

古臭いが代表例は「花より団子」の道明寺司だろう。

庶民のサバサバしているヒロイン「つくし」が司に噛みつき、「へー、おもしれぇ女」となって行くストーリーであるが

 

そもそも現代作品にはあまり存在せず、代わりに『韓国ドラマ』に多数存在している。

 

韓国ドラマ、びっくりするほど『お金持ちエリート御曹司』とのラブコメ多いです。

 

そんな人、現実にいないでしょ?

 

創作ギャルの特徴

はじめてのギャル 2017年
見た目

・メインキャラは白肌金髪。二人目は黒ギャル。

・巨乳で胸元のシャツは開いている

・スカートは短い。腰にカーディガン巻きがち

・ソックスはロング、ルーズソックスなど。靴はローファー

・髪か腕にシュシュ

・アイメイク

・ピアス、ネックにアクセ

・基本的には安室奈美恵倖田來未時代。西野カナまではいかない

 

口調

・一人称は「あーし」「ウチ」

・ウケる

・とりま

・基本敬語を使わない

 

その他

・基本仲良し三人組

・勉強は苦手

・お菓子、スイーツ系ドリンク

・学校はサボらない(じゃないと学校舞台の話ができないので)

・法律は犯さない(軽犯罪程度?)

帰宅部(部活モノはほぼ存在しない)

 

現代ギャルとの乖離

まずメイクが違う。

数年前は韓国メイク全盛期だったが、今は何が流行っているのかよく分からない。

と言うのも世間のギャルの情報はInstagramTikTokで辛うじて得ることのできる、バズった上澄みの人たちだけである。

透かし前髪などの髪型が正にそう(多分作画の問題?)

 

創作ギャルはギリギリInstagramをするが、TikTokはやらない。

何故なら創作・消費者側のおじさんがよく分からないからである。

 

なぜオタクは創作ギャルが好きなのか

・見た目がはっきりしており、奇抜な髪色も受け入れやすい

・エロスがある

・明るい

・社交性がある

・情に厚い

・言いたいことをはっきり言う

 

何より、自発的に動いてくれるのでストーリーを動かしやすいこと。向こうから勝手に動いてくれる。

 

現実に黒ギャルが存在しなくなった理由

やはり韓国アイドルの影響でしょう。

白い美肌が正義。

インフルエンサーで黒ギャルが存在しないため、右に倣えと言わんばかりに、皆行き着く先は同じ。異端になる勇気がないのが日本人。

 

国民総配信者時代、メイク術が簡単に手に入るため、やはり似たようなメイクの系統になっていく。

 

創作ギャルには2Pキャラに黒ギャル(たまに主人公がそうなっている)が、現状のギャル集団に一人ぽつんと黒ギャル(異端)が混じるのはあり得ないのだ。

創作ギャルは綺麗な面しか見せない

果たして、本当にギャル界隈はあんなに明るいものなのか

 

日々人(学校内で止まらず、SNSで国内外の同世代)と比較し、誰と誰が付き合ったのか、三度の飯より人の悪口。

本当に彼女たちの生き方はキラキラしているのか? それは本物のギャルにしか分からない。

 

創作の世界だからこそ、彼女たちは将来のことも考えず、友達とギスギスせずに、しょうもないことで悩んで、励ましあったりして、幸せに過ごしてほしいと言うのがオタク心である